王子様、ただいま真面目ちゃんを独占中



…蛍が私をからかうのはいつものことだし…。


冷静になるんだ私。
まず流川くんが私を好きになるなんてありえないんだから、そんな顔を真っ赤にする必要はない…。


そりゃ、流川くんが私の魅力を見つけて好きになってくれたら嬉しいよ?

でもあり得ないことだから、変に驚くのはやめよう。


って、それよりも!次の時間歴史の小テストだった!

「やば!歴史の小テストだ!忘れてた!」


クラスメイトのそんな声が耳に入った。

同じこと考えてる…。