死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私のバレンタイン

「好きな人に渡さないわけないじゃないですか」

私は微笑みながら、でも、大真面目にそう言った。

「そうだね。でも、俺用意してないや」

「いいんです。快斗くんが喜んでくれただけで、私には最高のプレゼントです!」

「えりちゃんって優しいよね」

私が……?

「いえ。快斗くんの方が優しいです!」

「……っ。ありがとう」