死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私のバレンタイン

「快斗くん。さっきの男の子、けーちゃんですよ?」

「だからもういいって……って、え?」

快斗くんはさっきまでの顔とは真逆の顔になった。

「でも、ちゃん付け……」

「はい。小さい時からそう呼んでいたので」

「小さい時から……?」

「はい。けーちゃんは私の従兄弟のお兄ちゃんですから。それに、彼女もいますよ」

私がそう言うと、快斗くんは驚きが隠しきれていなかった。