総長がいた!
しかも、エプロン姿!
しかも、ピンク色の花柄模様。お母様から借りたのかな? それとも自前?
そして!
あの可愛い妹ちゃまとお揃い!
ふたりは何かを作っている。
じっと窓の外から総長を見つめていると、総長がこっちを見た。
覗いているのばれた。
こっちに向かって歩いてきて……窓を開けたっ!
本当はもっと、こっそりばれないように覗けたのに。わざと総長から見える位置にいた。あわよくば、中に入れてもらえるかな?って。多分周りからみたら、あざとい僕だった。
だって、そのふたりのキラキラ景色に混ざりたい気持ちが心の底で騒いでいたから。
「モブ、どうした?」
「じ、実は……総長がバレンタインどういたすのか、気になりまして」
「モブ、鼻赤いぞ、外も寒いな。震えてるし大丈夫か? とりあえず、玄関から入れ!」
「入れって、家の中いいんすか? おじゃましやす」
僕の心臓が高鳴る。
だって、初めて総長の家の中に入るんですもん。
それにしても最近、総長の優しさ度が増し増しな気がする。とはいっても、普段総長は僕に冷たいんですけどね。でもね、風邪をひいた時とか、今だってこうやって寒くて震えてるのに気がついて、さりげない優しさくれるんよ。もう、本当に全てがイケメンで、総長と離れるのが寂し……。
そう、離れる。
総長は今年学園を卒業して、幼稚園の先生になるための勉強もするからって、チームの総長も卒業する。
園児に囲まれながらわいわい遊んでる総長を拝みたいっすけど。
実際に拝んだらイケメン破壊力凄すぎて200年くらい僕の寿命延びそうっすけど……。
はぁ、ダメだ。総長が卒業すること、考えるだけで泣きそう。卒業しても、会えるのかな? もし会えなかったら……。
ううん、今は寂しいこと考えないぞ!
その寂しい思いを胸にしまい、僕は総長の家の中へ!
ドキドキドキドキドキドキドキドキ……。
総長の家の玄関、あったかい。
甘々な香りして、いい匂い。
くんくんっ。
しかも、エプロン姿!
しかも、ピンク色の花柄模様。お母様から借りたのかな? それとも自前?
そして!
あの可愛い妹ちゃまとお揃い!
ふたりは何かを作っている。
じっと窓の外から総長を見つめていると、総長がこっちを見た。
覗いているのばれた。
こっちに向かって歩いてきて……窓を開けたっ!
本当はもっと、こっそりばれないように覗けたのに。わざと総長から見える位置にいた。あわよくば、中に入れてもらえるかな?って。多分周りからみたら、あざとい僕だった。
だって、そのふたりのキラキラ景色に混ざりたい気持ちが心の底で騒いでいたから。
「モブ、どうした?」
「じ、実は……総長がバレンタインどういたすのか、気になりまして」
「モブ、鼻赤いぞ、外も寒いな。震えてるし大丈夫か? とりあえず、玄関から入れ!」
「入れって、家の中いいんすか? おじゃましやす」
僕の心臓が高鳴る。
だって、初めて総長の家の中に入るんですもん。
それにしても最近、総長の優しさ度が増し増しな気がする。とはいっても、普段総長は僕に冷たいんですけどね。でもね、風邪をひいた時とか、今だってこうやって寒くて震えてるのに気がついて、さりげない優しさくれるんよ。もう、本当に全てがイケメンで、総長と離れるのが寂し……。
そう、離れる。
総長は今年学園を卒業して、幼稚園の先生になるための勉強もするからって、チームの総長も卒業する。
園児に囲まれながらわいわい遊んでる総長を拝みたいっすけど。
実際に拝んだらイケメン破壊力凄すぎて200年くらい僕の寿命延びそうっすけど……。
はぁ、ダメだ。総長が卒業すること、考えるだけで泣きそう。卒業しても、会えるのかな? もし会えなかったら……。
ううん、今は寂しいこと考えないぞ!
その寂しい思いを胸にしまい、僕は総長の家の中へ!
ドキドキドキドキドキドキドキドキ……。
総長の家の玄関、あったかい。
甘々な香りして、いい匂い。
くんくんっ。



