「失礼します。転校してきた磯田ですが」

「あ、お待ちしていました。私、遥ちゃんの担任の小雲美兎<こぐもみう>です」

「あ、どうも。遥の叔父の磯田圭介です」

圭介さんが目線で挨拶しなさいと、訴えてくる。

「……磯田遥です。よろしくお願いします」

「うん。よろしくね」

キーンコーンカーンコーン

「あ、朝学活が始まったみたい。さっそくだけど、教室に行きましょうか」