「なら良かった」

安堵するゆうくんを見ると、さっきのアツミさんの言葉を思い出してドキドキしてくる。


大好きなゆうくんが私にベタ惚れしてるなんて言われたらドキドキしない方がおかしい。



「ん?俺の顔に何か付いてる?」

「う、ううん……あ!あのね、アツミさんから花火貰ったの。一緒にやろ?」

「うん」


愛おしそうに微笑むゆうくんに、またドキドキする私がいた。