甘いチョコレートを君に

「え……」

思わず溢れた好きの気持ちに、顔が赤くなるのを感じる。

「ごめん、忘れて。ごめん」

制服の袖で涙をゴシゴシと拭う。

少し痛い。

でもこれくらい痛い方が、現実感があってちょうどいい。

荷物を持って帰ろうとすると、腕を掴まれた。

「好きだよ。甘香のこと。そうじゃなかったら引き止めてないし、チョコも食べてない」