バスケの練習を終え、やっと家に帰ってきた。

……家に帰ってきてから新くんがずっとニヤニヤしててなんか怖い……っ!



「双葉チャーン」

「ひぇ……っ」

「なんでそんなにビクビクしてんの?」

「え、いや……」

「俺が忘れんなよ、って言ったから?」

「ちっ、ちがっ」

「っふ、わかりやす。相変わらず何しててもかわいいな、お前」



……全部見透かされてる……。

しかもまたかわいいって言った……!



「何してもらおっかなー」

「……わたしに出来ることならやるけど……でも変なお願いとかやめてね……?」

「変なお願い?何想像してるの?」



何……って……。



「パシリとか……?」

「ふはっ!俺が思ってたんと違ったわ。……双葉はピュアなんだった」

「ぴゅ……?」

「あー……気にしなくていいよ。独り言だから」



ピュア……?え?

新くんは気にしなくていいって言ったけど……気になる。何を思ってピュアになったのかはわかんないけど。



「とりあえず今日のご飯、ハンバーグ食べたい」

「……わたしがご飯作る……って解釈で合ってる?」

「うん」