美命はなんだか、そんな可哀想な幸人のことを好きになってしまい、その悲しい物語を曲にして発表した。 「ありがとう。曲」 「ううん。自己満だからいいよ」 消灯後の布団の中でパソコンを開いて2人で新曲を聴いていた。