死にたい僕と死んじゃう君のバレンタイン

「知らないよ!あーあ、京子の部屋をチョコでいっぱいにしてあげられたらな……」

思わずそう呟くと、母さんが飛び跳ねた。

「いいこと思いついた!」

「「何?」」

「チョコでいっぱいにしたらいいんでしょ?なら、チョコの写真をいっぱい集めて京子ちゃんの

 部屋に貼ればいいじゃない!」

「母さんそれいい!」

「ああ、美和子にしてはいい案だ」