死にたい僕と死んじゃう君のバレンタイン

「けんちゃん、本当にありがとう!」

「どういたしまして。喜んでもらえて良かった」

私は握ったままのけんちゃんの手に惹かれてチョコの写真が集まっているところまで

歩いて行った。

チョコの写真が見終わるまで、繋がれた手は離れることはなかった。

その日から私はバレンタインが大好きになったけど、次のバレンタインが私に訪れることはなかった。