死にたい僕と死んじゃう君のバレンタイン

「健司、いいことしたじゃない!」

けんちゃんの後ろから健ちゃんのお母さんとお父さんが出てきた。

「そうだな」

「本当にありがとね、健司くん」

お母さんがけんちゃんにお礼を言う。

「いえいえ、俺がしたくてしたことなんで」

私はそう言っているけんちゃんに近づいて手を握った。

「え?」