天音が言った通り、2駅目が目的の駅だった。
ホームに降り立った俺たちを出迎えたのは心地良い風に乗ってくる花の匂い。それとホームの向かい側で綺麗な花びらを散らせている沢山の桜の木々。
風が俺たちの足元に桜の花びらを運んでくる。
俺たち以外は誰も降りなかった。ここには「欠伸をしている改札の駅員」と俺たちしかいない。
俺が春を肌で感じていると天音が、
「ちょっとバスの時刻表見てくる〜!」
と、走って行き、
「あはっ!ラッキーだよ。あと5分くらいでバスが来る!」
と、バス停の時刻表を見た天音が嬉しそうに言った。
「バスくらいでそんなに喜ぶなよ。ま、桜が綺麗だから浮かれるのも分かるけど。」
「これを逃したら次は2時間後だからね。」
冗談かと思って自分で時刻表を確かめに行くと天音の言う通りだった。
「いったいいつからこんなギリギリの遠足になったんだ!?」
「いやー本当だね。バスが出た後だったらお手上げだったよ〜。」
なんだかこの先が心配になった俺は天音に聞く、
「なぁ?日帰りだよな?」
「もちろん一応そのつもり!」
「どっちだよ…。」
ホームに降り立った俺たちを出迎えたのは心地良い風に乗ってくる花の匂い。それとホームの向かい側で綺麗な花びらを散らせている沢山の桜の木々。
風が俺たちの足元に桜の花びらを運んでくる。
俺たち以外は誰も降りなかった。ここには「欠伸をしている改札の駅員」と俺たちしかいない。
俺が春を肌で感じていると天音が、
「ちょっとバスの時刻表見てくる〜!」
と、走って行き、
「あはっ!ラッキーだよ。あと5分くらいでバスが来る!」
と、バス停の時刻表を見た天音が嬉しそうに言った。
「バスくらいでそんなに喜ぶなよ。ま、桜が綺麗だから浮かれるのも分かるけど。」
「これを逃したら次は2時間後だからね。」
冗談かと思って自分で時刻表を確かめに行くと天音の言う通りだった。
「いったいいつからこんなギリギリの遠足になったんだ!?」
「いやー本当だね。バスが出た後だったらお手上げだったよ〜。」
なんだかこの先が心配になった俺は天音に聞く、
「なぁ?日帰りだよな?」
「もちろん一応そのつもり!」
「どっちだよ…。」

