朝ご飯を食べ終わって姉さんはお皿を洗い始めた。
僕はテレビを見始めた。
テレビ画面には『祝日記念!映画グランドモンスター〜アマテラウスの逆襲!この後すぐ!』の文字。
大分前から楽しみにしていた。姉さんにお願いしてビデオの録画もやってある。
いつもだったら姉さんと2人で学校に向かって歩いてる時間だ。
はやる気持ちで長いCMを見ていると電話が鳴った。
僕が電話の方を振り向くと姉さんが受話器をとるとこだった。
「あ、父さん。…うん。もう出かけちゃったよ。遅くなるって言ってた。…うん。…え!?…うん。…分かった。」
姉さんは受話器を置くと父さんの部屋に走って行った。すぐに戻って来ると、
「双葉。アタシちょっと出かけてくるけど、双葉は…留守番してる?」
番組が始まってワクワクしていたけど、姉さんの『留守番』と言う言葉に急に不安感が募る。
「どこに行くの?」
姉さんは時計をチラリと見ながら答えた。
「父さんの会社。忘れ物したから届けて欲しいんだって。」
姉さんの仕草から急ぐ必要があるのが伝わってきた。
僕はテレビを見始めた。
テレビ画面には『祝日記念!映画グランドモンスター〜アマテラウスの逆襲!この後すぐ!』の文字。
大分前から楽しみにしていた。姉さんにお願いしてビデオの録画もやってある。
いつもだったら姉さんと2人で学校に向かって歩いてる時間だ。
はやる気持ちで長いCMを見ていると電話が鳴った。
僕が電話の方を振り向くと姉さんが受話器をとるとこだった。
「あ、父さん。…うん。もう出かけちゃったよ。遅くなるって言ってた。…うん。…え!?…うん。…分かった。」
姉さんは受話器を置くと父さんの部屋に走って行った。すぐに戻って来ると、
「双葉。アタシちょっと出かけてくるけど、双葉は…留守番してる?」
番組が始まってワクワクしていたけど、姉さんの『留守番』と言う言葉に急に不安感が募る。
「どこに行くの?」
姉さんは時計をチラリと見ながら答えた。
「父さんの会社。忘れ物したから届けて欲しいんだって。」
姉さんの仕草から急ぐ必要があるのが伝わってきた。

