死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

「初デートにうってつけな場所⁉︎」

「え……うん」

そ、そんなに驚くことかな?

由佳の声が大きくて、周りにいたクラスメイトが何事だ、と言うふうに振り返る。

「えり、彼氏いたんだねぇ……」

「なんか失礼な感じがするけど……まあ、最近、ちょっとね」

まさか幽霊と付き合ってるとは言えなくて、苦笑いで誤魔化す。

「そっかぁ……ついにえりにも春が来たのかぁ……」