なしにお婆さんに声をかけているのをみて、その日から目がはなせなくなった。

幸運にも、彼女はいつも俺と同じ時間の電車に乗って登校していて、毎日彼女の姿を見ることができた。

名前を知ることもできた。

安斎えり。

えりちゃん。

学年も知った。

中学一年生。

俺の一個下。