あれから何事もなく平和な日々が過ぎていった。

快斗くんが嫉妬していた理由は分からなかったけど。

                          ***

「もう四月だねー」

「そうだねー。桜も満開で今から学校……」

そこまで言って、言葉が途切れる。

「あぁっー!学校行きたくない!」

「え?また俺のこと気にしてる?」