死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

「え?それのどこが償い?」

「ふっふっふ。ここからだよ!帰ってきたらえりちゃんは嫌でも学校であったことなんでもいいから

 俺に話して!そしたら俺は学校に行ってなくても学校に行った気分になれる」

「でも、快斗くん中二だから中一の話聞いても面白くないんじゃ……」

「いや、そこを面白くするのがえりちゃんの役目!だからえりちゃんはこれから人生が楽しくなるように

 生きなきゃいけません!」

どう?いい案でしょ?と笑っている快斗くんを見ると、太陽を見ている気分になる。

太陽のように明るくて、眩しい。