死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

「俺の分まで学校生活楽しんできてよ!」

「でも……」

「もう!じゃあこうしよう」

そう言いながら指を立てる快斗くん。

「えりちゃんは俺に申し訳ないと思ってる。でも俺は、そんなこと気にしないで学校に行って欲しいと思ってる」

「うん」

何が言いたいんだろう……?

「だから、えりちゃんは俺への償いのために学校に行って」