死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

「えりちゃん、学校行きなよ」

部屋のベッドで寝転んで天井を見上げていると、視界に快斗くんが映り込んできた。

「なんで快斗くんがそんなこと言うの?」

「だって学校に行かないのも一日中何もしないのも俺のせいでしょ?」

「快斗くんのせいじゃない。私の不注意のせいで起きた事故だったし……」

「ほら、事故のこと気にしてる。俺は、えりちゃんには事故のことを無理に忘れろとは言わないけど

 その事故を自分のせいにするのはやめてほしい」

初めて見た、快斗くんの真剣な顔。