死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

席を取るのに一年かかるから一年間幽霊として生きてくれって言われた」

「言われたって、誰に……」

「死神ちゃん」

し、死神……?

それに……ちゃん……?

「そんなことより!えりちゃん、俺、今日からえりちゃんの家でお世話になるから!」

「え……えぇっ⁉︎」

誰もいない家に私の声だけが響き渡った。