でも、この部屋には誰も……。
そう思いながら部屋を見渡すと、体が少し透けている男の子が私の椅子に座っていた。
「あ、やっぱり聞こえてた。俺、志村快斗」
志村、快斗……。
忘れるはずがない。
私の代わりに死んでしまったあの人。
「な、んで……?亡くなったんじゃ……」
「ん、死んだよ。でも、なんか俺死ぬはずじゃなかったらしくてさ、あの世行きのバスの
そう思いながら部屋を見渡すと、体が少し透けている男の子が私の椅子に座っていた。
「あ、やっぱり聞こえてた。俺、志村快斗」
志村、快斗……。
忘れるはずがない。
私の代わりに死んでしまったあの人。
「な、んで……?亡くなったんじゃ……」
「ん、死んだよ。でも、なんか俺死ぬはずじゃなかったらしくてさ、あの世行きのバスの



