死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

「え、えりちゃんっ!」

快斗くんは恥ずかしがっているのか、

モゾモゾと体を動かしている。

「そうかそうか、えりにもついに春が……」

「な、泣くほどっ⁉︎」

「だって、数年前までは彼氏なんていら

ないって言ってたから、おじさん心配で……」

「え、そうなの?」

快斗くんが驚いたように私の方を見るから、

居た堪れなくなって叫ぶ。

「そ、それは小学生の時の話でしょっ!」

* * *

「海なんて久しぶりだ〜」