死んでしまったあなたと、死ぬはずだった私の一年間

頭を下げた。
 
            *  *  * 

真っ青に広がる広い海。

太陽の光に反射してキラキラと光る砂浜。

周りの人たちはみんな笑顔で、はしゃいだ声をあげていた。

けど……。

「快斗くん……?大丈夫……?」

「だ、だいじょ……ぶ……」

そう言う快斗くんの顔は真っ青になっている。

「だ、大丈夫じゃないねっ!休まないとっ」

「ご、ごめんね……」

飛行機に乗ってからずっとこんな調子で、フラフラしている。

飛行機酔いするなら言ってくれればいいのに……。

本人曰く、酔い止めを飲むと大丈夫らしいけど、忘れてしまったらしい。

「この近くのはずなんだけど……」

周りを見渡して目当ての建物を探す。