「いいよ 岩本が納得する答えがでるまで俺は待ってるから」 「先生…ありがと」 岩本はそこまで言うと口を閉ざした よく見ると下唇を噛んでいた 「ほら、唇噛まないの 自分の体傷つけないで… 泣きたいなら好きなだけ泣けばいいんだよ」 そう言って俺は岩本の唇に手を触れた でも岩本は噛むのをやめない 「噛むのやめよ…? やめないならまた、俺の指いれるよ…? 自分の唇噛むなら俺の指噛んで…」