私の人生を変えてくれた人 2


「それで岩本が求めるハードルも上がっていったんじゃない…?
 みんなと一緒にやらなきゃっていう焦りも
あったんだと思う
 最初のころはもっと気楽にやってたんじゃない…?」

「先生は凄いね…
 よくそこまで私の気持ちが分かるね」

「だって、岩本がいつも何も話してくれないから…
 だから俺も必死に岩本の気持ちを考えてたんだよ…
 少しでも岩本のことを知りたかったから…」

「先生…
 私さ、去年まであの時…二歳の時に死んでたら楽だったのかな、こんな辛い思いしなくてすんでたのかなって思ってたんだ…
病気は治ったのに左目を失うのは辛かった…
左目を失うくらいなら死んだ方が良かったのかなって…」