「……何て言ったの…?」 「体育休めていいなーって その子に悪気はないと思うけどさ、ひどいよねー 私の気持ちも知らずにさ… なら体かわってよ、左目ちょうだい そう思っちゃったんだ… こんなこと思う私もひどいよね… 先生もひくよね…」 「俺はひいたりしないから」 「先生は優しいよね… こんな私に… それからかなぁ、体育を意地でもやるようになったのは あんなこと言われちゃったらさ、やるしかないじゃん… だから頑張ったんだよ… 見えなくてもどうにかやる方法を探したんだよ…」