「岩本… 大丈夫だからな… だから唇噛むのやめな…? 痛くなっちゃうよ…?」 下山先生はそう言って私の唇に触れた でも今噛むのをやめてしまったら泣いてしまう… だから噛むのをやめなかった 「お願いだから…自分を傷つけるのはやめて… 血出ちゃうよ…」 私はそれでもいいと思った それだけ先生の前では泣きたくなかった 今泣いたら感情が止められなくなりそうだったから… 先生に八つ当たりしそうで…傷つけそうで嫌だった… だから私は唇を噛んだまま首を横にふった