「いいよ」 先生は優しく微笑んで私を抱きしめてくれた 「香音… 何かあったらいつでも俺のところにきてね…? 一人で抱え込まないで…」 「うん ありがとう」 「いつでも待ってるから」 「うん じゃあ私そろそろ帰るね」 「おう 気をつけて帰れよ」 「うん さようなら!」 「さようなら!」 私は準備室から出た 帰り道 話している時の先生の寂しそうな顔を忘れることは出来なかった