「真奈? 待たせてごめんね」 「香音! ……ってその顔…」 私の顔を見た真奈が驚いてる それはそうだよね でも私は何も聞かれたくなかったから精一杯 笑って答えた 「帰ろ!」 早く教室から出たかったのも事実だ 「あっ、うん…… 下山先生、香音に何したんですか? 泣かせるなんて最低です」 真奈も下山先生に冷たく言い放った 「ごめん…」 下山先生はそう呟いた 「香音、もう行こう」 真奈に手を引かれ私達は教室を後にした