「分かったよ… また明日話そうな」 そして手が離れた 私はうなずくこともしないで準備室を出た はぁ… もう嫌だよ… ほっといてよ… もう私に関わらないで… 分かってる… 今までの担任の先生と下山先生が違うことくらい 分かってるけど… 誰にも話したくないんだ… 私はもう止まれない… 止まったら全部崩れてしまう そして目から涙が溢れ出た これじゃあ真奈のところに戻れないじゃん… そして私はトイレへ駆け込んだ 私は泣き止むまでそこにいた 今までたまっていた涙が一気に出てきて止まらなかった