「そうだったんですか…」
「まさか走り出すとは思ってなくて…
すいません…」
「俺も思ってませんでしたから気にしないでください!
むしろそれがきっかけになったので感謝してます
ありがとうございます」
「いえ
その後、岩本どうだったんですか?」
「追いかけて行ったら倒れてました…
頭おさえて苦しんでましたね…
後から本人に聞くと力尽きたみたいです」
「そうだったんですね…」
「はい
倒れてたのが外だったので教室まで運んだんです
彼女、保健室嫌がるから…
それで教室で起きるまで待ってました
そして起きたら目に光が戻っていて、いつもの岩本に戻ってました」


