「普通、感情がなくなることなんてないですもんね…」
「はい…
私は今日見ただけですからまだ良いですけど、下山先生とか内山は辛かったんじゃないですか?」
「辛くないと言えば嘘になりますけどさっきの彼女の笑顔見て報われました
でも岩本の友達には相当な負担をかけてしまったとは思ってます…
俺だけでどうにかできれば良かったんですけどね…あの時、岩本が求めていたものは友達だったから…」
「大丈夫ですよ!
岩本の友達も岩本の笑顔見れば元気になりますよ!」
「そうですね!
明日は賑やかになりそうですね!
あの、一つだけ聞いてもいいですか?」
「はい、何でしょう?」
「岩本と何話していたんですか?
本人に聞いたらあまり覚えてないと言われてしまって…」


