もう一度、君の笑顔を。




「相変わらず塩だな〜翠ちゃんって砂糖になることってないの?」


「塩も砂糖もないんだけど…?てか塩とか砂糖とかなんなの?」


「ハハっ、やっぱ面白いよね翠ちゃん。」


「面白くしてるつもりはない。」



こんなこと話している間も女の子たちの目線が痛いんだよねえ。

まあ隣の席だから話してるだけだし、いちいち睨みつけないでほしい…。



「でも翠ちゃんの砂糖姿とか、想像しただけでもきそうだよね〜。」


「だから砂糖って…」


「あ!先生来たわ。」


って自分から盛り上げといて私の返事も聞かずに、また寝てしまった。




「起立ー。」


今日の日直の合図で生徒が椅子を引いて立ち上がる。







「いつか翠ちゃんの甘々な砂糖姿、見てみたいなあ…。」


机に突っ伏してる久我くんの声は、ガガガっと椅子を引く音で私に届くことはなかった。