もう一度、君の笑顔を。



………は?

何言ってんだこいつ。


明那以外知ってる人なんてここにはいないし。


知ってるわけないじゃん。



「知らないですね、知る必要もありません。」



バッサリ言ってやった。

弱いなりの私の抵抗だが、弱くはみられたくなかった。


その途端、周りが静まり返って、




「え、なに言ってんのあの新入生!」

「紫月さんにあんなこと言うなんて…高校生活終わりだね。」

「マジでありえないんだけど。」



なんて声が至る所から聞こえたが、そんな声が聞こえても知らないもんは知らないしどうでもいい。

私はとりあえず校舎に入りたいだけなのに…




「入学式始まっちゃうので、失礼します。」