もう一度、君の笑顔を。




私の席の隣に座る人物。彼こそが幹部の1人。


久我 仁。


私が学校内で唯一話せる男友達である。

幹部の中でも特攻という役職で、なにより、喧嘩がめちゃめちゃに強いという噂。

自衛隊や警察とのパイプがあり、もちのろんでお金持ち。

黒髪に両耳ピアス、指輪もたくさん。目つきが悪いとか言われてるけど、見た目以上にふわふわしているイメージ。



なんで仲良くなったかといえば、席替えがきっかけ。

いつも授業をサボってるしクラスの子たちと話してるイメージもない。っていうか、みんなが話しかけられないと言う方が正しいか…

隣の席になったというだけで女子たちには嫉妬の目を向けられたけど、別に仲良くなる気はさらさらないから気にしてなかった。



『ねえねえ、』


『…え、わたし?』


『そーわたし。教科書見せてよ。』


『え…見せる必要ある?いつも寝てんじゃん。』


『えーひどいなあ。今日から真面目に受けようと思ってたんだけど。』