もう一度、君の笑顔を。



玄関前でお母さんと写真を撮り、高校へ向かった。

隣町にある高校のため、電車通学。

トータル1時間ほどかかる。



これから3年間、早起き頑張らなきゃかぁ。

不安しかないな…。

と思いつつ、頼りになる子が一名。


「翠ー!!遅いよぉ!遅刻する!!」


「まだ余裕じゃん、明那が早すぎんの。」


「相変わらずマイペースだなー、早く行くよ!」



怒りながらも私の手を取って前を歩く子、千堂明那(せんどう あきな)。


明那は小学生の時からの親友。



入学式にも関わらず、早速スカートを短くして着崩している。

華奢な体をしていて、鎖骨あたりまである生まれつきの茶髪が軽く巻かれている。

我ながら、可愛い友達を持ったと思う。