「今日お母さん行けないけど、ごめんね?」 髪を乾かしてからお母さんと朝ごはんを食べていると、お母さんが言った。 「いいよ全然、たかが入学式だし。」 「制服姿、後で写真撮ろうね。」 「うん。」 笑顔で言うお母さんに、私は頷いた。 朝ごはんを食べ終わり、真新しい制服に袖を通した。 白いシャツに、紺色のベストとブレザー、ブルーとホワイトのチェック柄のスカート 制服目当てではなく、みんなが行きたがらない少し柄の悪い高校を選んだ。 知り合いがいる高校には行きたくなかった、それだけだ。