もう一度、君の笑顔を。

「ごめん、私トイレ行ってくるね」

「うん!私は大丈夫。気をつけてね」


明那は冬馬さんとハルと話してられそうだし、そんなにここを窮屈に感じていないようで安心した。

私は冬馬さんにトイレの場所を教えてもらって、席を離れた。



教えてもらったトイレの場所とは反対方向に向かって倉庫の外に出た。

ただあの空間から抜け出したかっただけだった。
深呼吸と共に身体の力を一気に脱力した。


男だらけの空間に気が滅入りそうだ・・・。
自販機で飲み物でも買って一息つこう・・・。


お茶を買って自販機の横にあるベンチに座った。


「おい」


「うぇ!?」


ぼーっとしていたところだったから驚きすぎて、なんとも恥ずかしい声が出てしまった。

紫月さんは倉庫のドアを閉めて私の方へと近づいてくる。