私だけにしか聞こえない声で、耳元で囁かれた。
いきなり距離が縮んだから、少し落ち着いた心臓がまた早まった。
ち、近い……。さっきのキスのこともあってか、なんか変に緊張する…。
すぐに離れるかと思いきや、少し鼻を吸って、
「へえ……、屋上、にいたんだ。」
「はっ!?」
「あーまじなんだ。」
なんてニコニコしてるけどさあ!?
え、なんでなんで。なんでバレてるの?!
明らかに肯定と取られてしまう反応をとってしまった。
なんとか顔に出ないように冷静を保とうとしていると、
「屋上は他の生徒立ち入り禁止なの、知ってた?なーんで翠ちゃんが屋上使わせてもらえてんのかなあ。」
「ど、どういう意味…?」
「なんにも知らないんだねえ。あそこはうちのトップしか使えない場所だよ。」
「……え。」
____________「もうわかるよね?うちのトップ、一条紫月だけだよ。」
