もう一度、君の笑顔を。

「失礼します!ご飯お持ちしました!」


可愛い笑顔に圧力をかけられたところで、先ほど冬馬さんが頼んでくれたご飯が届いた。

これ以上この空気はきついと思っていたから助かった。



2人とは年もあまり変わらなそうなのに、表情や動きから2人のことをすごく慕っているのが伝わってくる。


「ありがとうハル。適当に置いておいて。
あ、こいつ翠ちゃんたちと同い年だから、仲良くしてあげてよ。」


「いえいえ!ハルっていいます!
同じクラスなんすけど、気づいてないっすよね・・・?」


ご飯をテーブルに並べて私たちにお辞儀をしてきた。

ホームルームで一言ずつ自己紹介する流れがあったけど、全然他の人の自己紹介なんて見てなかった・・・


「全然気づかなかった・・・ごめんなさい。
こちらこそよろしくお願いします。同い年だし、タメ口で大丈夫ですよ。」

「そうっすね!これからよろしくっす!」


同じクラスなら嫌でも関わることになるだろう。
遠慮がちに挨拶を交わして私は席を立った。