もう一度、君の笑顔を。


それが弱者がすることだとわかっていても、それで良かった。

人の言いなりにならなくて済むなら、それでいいんだ。


きっとこの人たちもこの場限りの人たちで、明日からも変わらず隣にいるのは明那なんだ。




「ここら辺では有名な暴走族なんだけどね。もしかしてこの辺出身じゃない?」


「・・・隣町の出身です。」


「あーそっか。隣町にも同じくらいの規模の暴走族あるからね。関東内では今のところ俺たちが1番ってところ。」



冬馬さんの発言に驚いたのは私だけじゃなく、明那も同様だった。

こんな近くに暴走族というものが存在していたなんて・・・。

できれば関わらずにいたかった・・・。



「みんな優しいから大丈夫だよ。下っ端は2人と同い年の子達もいるから。俺と紫月も毎日じゃないけど学校にはいるし、これからよろしくね?」


「学校以外ではこの街にいることもないと思うので、大丈夫ですよ。」


「そんなこと言わずに!ね!」