もう一度、君の笑顔を。


「すみません。ご飯食べて少し落ち着いたら帰るので・・・」


「ゆっくりしていってね、ちょっと落ち着かないかもしれないけど」


と苦笑いしていたが、本当に落ち着かない。


紫月さんから少し目線を感じてそちらを見ると、紫月さんはスマホをいじっていた。

勘違いか・・・。



とっととご飯だけ食べて帰ろう。

初日から色々起きすぎて頭が疲れてきた・・・。


「ご飯は頼んだから、もう少し待っててね」



いつの間にかご飯を頼んでくれたのか、私の方へ向き直した冬馬さん。

明那のことを不安にさせないように、隣にいた明那の手をぎゅっと握った。



「俺らは聖黎高校の3年生なんだけど、2人は新入生なんだよね?」


「・・そうです。今日が入学式だったので。」


「あーそっか!今日って入学式か!」