もう一度、君の笑顔を。






ガンガン響くヘッドフォンの音楽で目を覚ました。




悪夢見なくてよかった…。もうさすがに耳が痛くなってきた。


ヘッドフォンを外して隣を見ると、紫月は起きて私の見つめていた。




「大丈夫か。」


「…え?」


「泣いてたぞ。」


「えっ、うそ……。」




とほっぺを触るとほんの少し涙で濡れていた。



「あっ……ほんとだ。……ごめんごめん、ちょっと怖い夢見ちゃったんだよねー、あはは。」


なんて誤魔化したけど紫月は全く笑ってなくて、なんとなく紫月の方を見れなくて下を向いていると、紫月は私の手を握ってきた。




「……もう少しサボるか。」


「……いや。そろそろ戻ろ……んっ……。」