もう一度、君の笑顔を。

「え・・・・・なにこれ・・・・」


コンクリートでできた倉庫のような建物に、無数のバイクと無数の男たち。

みんなそれぞれにバイクをいじったり雑談していたが、冬馬さんと紫月さんが来たとわかった瞬間、一度に彼らの方へ向いてお辞儀をした。


「「「お疲れ様ですっっ!!」」」


そんな挨拶に返事もせずに、なりふり構わず前を進んでいく。

異世界にでもきてしまったのか、身体が勝手に強張るのを感じた。


「こっちだよー!早く!」


「あ、はいっ・・!!」


冬馬さんは私たちの方へ振り返り手招きしている。

明那と小走りで彼らのもとへ向かうが、周りの目線が気になって仕方がなかった。



「この倉庫に女が来たのって初めてじゃないか?」

「てか2人とも結構可愛くね?」

「紫月さんの女かもしれないしな・・・」