もう一度、君の笑顔を。





え……?

肩を掴まれたとき、反射的に目を瞑っていた私は

幻聴が聞こえた気がした。



「あ、え…これは……」


「離せよ」


「す、すみません!」



その言葉が聞こえた瞬間に肩を掴んでいた手が離れた。

ゆっくりと目を開けると、目の前にいた3人が私に背を向けて反対側にいる人へ話しかけていた。



「青蘭の紫月っ……!」


「はいはい、もう用はないからとっとと失せて?」



さっきとは違う人の声が聞こえてすぐに、男3人は走って消えていった。

なんかすっごい疲れた…



「翠……?大丈夫?」


「うん、私は大丈夫。明那も大丈夫?」



明那は心配そうな目を向けながらも頷いた。