「こっちはあんたらに興味ないんで、他あたってもらっていいですかね?」
無理やり男の手を肩から離し、明那を自分の背中の後ろへ隠した。
「あんたらって・・・先輩にそんな口きいていいと思ってるの?」
さっきまでのニタニタした笑顔が、怒りのこもった笑顔に変わった気がした。
________逃げなきゃだめ。
そう思った瞬間、咄嗟に明那の手を掴んで逆方面へ走り出そうとした。
しかしいつの間にかあとの2人が立ちはだかっていて、逃げ場を失い壁に追いやられた。
どちらにも逃げられず迫ってくる3人から明那を守るように立った。これがただのナンパじゃないと気づくには、もう遅かったのかもしれない。
どうしたら逃げられるかどうかなんて、考えられなかった。明那を傷つけたくない、それだけだった。
再び男に肩を掴まれたとき___
「おい、だせぇナンパしてんじゃねえよ。」
