もう一度、君の笑顔を。




「気持ちいいー…。」



春風が気持ちよく吹いていて、なんだか眠くなってきちゃうな。





昔と比べれば、今以上に幸せなことなんてない。

自由に生きられてる。

悩みがないことって、幸せなんだな。




「おい、そこ俺の場所。」


「ふぇっ!?」



ぼーっとしてたらいきなり頭上から男の声がして、一気に現実に戻された。



「え?……いや、名前書いてないけど…。」



と言いながら声の方を見上げると、美しい顔面が目に飛び込んできた。


漆黒な瞳は冷たさを帯びていて、目が合っただけで吸い込まれそうな目をしている。

痛みひとつない銀色の髪に、切れ長で綺麗な二重、細そうなのにちゃんと筋肉質な腕。


って、いくらイケメンでもせっかく見つけたこの穴場を簡単に渡したくはない。




「てか、ちゃんと授業出ろよ。」


「説得力ないですよその発言。」


「お前、俺のこと知らねえの?」


「…え、芸能人なの…?」


「……いや、なんでもねえ。」