やがて渡さんがやってきてうららさんは俺には見せなかった表情をして渡さんの方に視線を向けた。
あの笑顔を見てうららさんは渡さんというホストに恋をしているのだろうと思い知らされる。
このままうららさんを放っておくとうららさんも出勤前に俺が見たあの女性のようになってしまう。
それをどうにか阻止したくて頭をフル回転させ俺はプライベート用の連絡先を書いた紙を彼女に渡した。
――渡さんの次でも構いません。悩みがあったらなんでも言ってください。
うららさんが渡さんに見送られ帰って行く。それからはあっという間に営業は終わった。
この日も俺はアフターがなく、渡さんの方を見るともう私服に着替え髪型を整えている最中だった。これからアフターに行くらしい。
「渡さん、今日もアフターなんですね。お疲れ様です。」
当たり障りのない挨拶をしたはずだった。なのに、渡さんは嫌そうな声で俺に言ってくる。
「そうだよ。アフターという名の残業だよ。しかも、あまり金落としてくれない客だよ。」
渡さんは店長の命令でそのお客様とアフターを共にすることになったそうだ。
「俺の指名客、最近金の羽振りが悪いからよくない人から切っていくか。」
あの笑顔を見てうららさんは渡さんというホストに恋をしているのだろうと思い知らされる。
このままうららさんを放っておくとうららさんも出勤前に俺が見たあの女性のようになってしまう。
それをどうにか阻止したくて頭をフル回転させ俺はプライベート用の連絡先を書いた紙を彼女に渡した。
――渡さんの次でも構いません。悩みがあったらなんでも言ってください。
うららさんが渡さんに見送られ帰って行く。それからはあっという間に営業は終わった。
この日も俺はアフターがなく、渡さんの方を見るともう私服に着替え髪型を整えている最中だった。これからアフターに行くらしい。
「渡さん、今日もアフターなんですね。お疲れ様です。」
当たり障りのない挨拶をしたはずだった。なのに、渡さんは嫌そうな声で俺に言ってくる。
「そうだよ。アフターという名の残業だよ。しかも、あまり金落としてくれない客だよ。」
渡さんは店長の命令でそのお客様とアフターを共にすることになったそうだ。
「俺の指名客、最近金の羽振りが悪いからよくない人から切っていくか。」



