☆
Club Violetがばっちり見えるビルの屋上に私はいる。
このビルの屋上はClub Violetに足を運んでいるお客さんには有名な自殺スポットだ。
八つ当たりかもしれないけれど私をこのような場所に追いやった恨むべき者はClub Violet。№1の渡くん。
妥当すぎてすぐに見つかってしまわないかとかVioletからこの場所に立つ私が見えていないかとか思いながら朝日さんの提示した時間をただただ待つ。
朝日さんのいう、偽善者である翠くんが時間までに来てくれたりしてなんて。そんな期待も少しはしてしまう私。
もし、他の誰でもない翠くんが来てくれたらこの計画は乗らないことにしよう。そしてもし、他の人が見つけたなら見つかった時点で飛び降りてしまおう。
朝日さんに心の中で謝罪をしながら翠くんのことだけを待つ。
翠くんは朝日さんの担当なので彼が来てくれる可能性は低いのはわかっている。
でも私はVioletで翠くんと渉くんしか知らないし他の人が見つけに来てくれたとしても不安はなくならない。



