ホスキャバ戦隊~Dolce~

次の日、渡さん率いるベテラン3のチームと俺の率いる駆け出し3のチームでUNOの5本勝負を持ち掛けた。


負けたチームは勝ったチームになんでも質問ができるという賭けでもある。


ベテラン3にとってはこんなゲームに得なんてないのだろうけれどこういうことをしなければ俺たちはまともにベテラン3と会話ができない。


「メールの返事?もちろん時間は掛かりますがすべてのお客様に返すようには心がけてるっすよ。店長はそれがプロだって言うのでね。」


勝負は4:1で俺たち駆け出し3の勝利で俺は渡さんにうららさんから昨夜聞いたメールのことについて聞いてみる。


勝負に負けた渡さんはいつもと違って不機嫌ではなく淡々と当然のように質問に答えてくれる。


勝負の力とはこんなにも人を変えてしまうものなんだとそのすごさを改めて知った。


「つーか、こんなんでいいのか。まあ、お前も最近朝日様だっけか。客着いたしな。もともと俺の客だけど。」


たばこを吹かしていない時の渡さんは見違えるほどになんでも答えてくれる。


本当はこっちが本物の渡さんで今まで俺が見ていたどこか面倒くさそうにしている渡さんは作ったキャラなのかもしれない。