……今日は学校とは違う場所に居るけれど、桜井先輩とやり取りをしてると「日常」って感じがしてホッとする。
メッセージのやり取りだけなのに、先輩は今こんな顔してるんだろうなぁっていうのが当たり前のようにわかって、頬が緩んで……会いたいなって思ってしまう。
今までは、いつだって桜井先輩がそばに居てくれた。
みんなで行った日帰り旅行も、桜井先輩と一緒の時間が一番長かったしね。
だから……先輩が居ないということに、不安…を感じてるのかもしれない。
まぁ、心霊系のことで頼りになるのは断然 郁也先輩だけど。
むしろ桜井先輩は心霊系のことになると途端にポンコツになるし……。
……だけどそれでもやっぱり、桜井先輩と一緒だとホッとする。
同好会のメンバーの誰よりも一緒に居たい。って思う人なんだ。
「ねぇねぇ、めいちゃんってそのメッセの人が好きなの?」
「……っ!?」
急に横から聞こえた声に、体がビクッと反応する。
慌てて声のした方向を見ると、ベッド横にしゃがんでる穂乃果ちゃんが にま〜っと笑ってるのが見えた。
さっきまで沙綾ちゃんと窓際に居たはずなのに、いつの間に来てたんだろう……。
「ビ、ックリしたぁ……噂の幽霊が声かけてきたのかと思った……」
「アハハ、ごめんごめん。 でさ、めいちゃんってそのメッセの人…同好会の先輩?が好きなの??」
「好き…は好きだけど、穂乃果ちゃんが思ってるような感情ではないよ?」
「またまた〜。 今まで見たことないような微笑みで画面見てたし、まさに恋する乙女って感じだったけど〜?」
「違うってー」
頬が緩んでたことは否定しないけど、穂乃果ちゃんが思ってるような、恋…ではない。
大事な人ではあるけどね。
「それよりも私は、実際に恋してる穂乃果ちゃんの今後が気になるなぁ。 休憩時間に龍泉寺くんを遊歩道に誘ったりとかはしないの?」



